『涼宮ハルヒの消失』

一番グっときたのが、キョンが改変された世界にいるハルヒに出会った瞬間拒否されながらも粘り続けて、ハルヒが笑顔見せて「面白いじゃない」って言う場面。
朝比奈さんにも拒否されて今までの関係性が破壊され、そしてハルヒによって再構築されていく。
やっぱりあの場面は、ずっと辛かったキョンが、もとの世界に共通点を見つける度に笑顔になるところがグっとくる。
キョンが自分自身に問いかける。本当は楽しかったんだろ?続いて欲しいと思ったんだろ?
なんだろ、上京した人が実家に帰った時に感じる感覚。どんなにめちゃくちゃだろうとキョンにとっては、あの生活がいわゆる青春なのだから。普通の高校生の普通の青春。それが一番儚いもの。